家庭での麦味噌作りレシピを
ここでご紹介します。
九州の人間は主に麦味噌で育ちます。
その麦味噌の味は家庭ごとに
昔は違っていました。
手作りだったから。
今は市販品が安く手に入りますが
あえておうちで作ってみたい方、
どうぞ参考にしてください。
このレシピは、なかむらけいこ式麦みその作り方です。
工程が長いので、2回に分けてご紹介しますね。
鹿児島で作りましたが、青森でもミニバージョンで作ります。
それも今度ご紹介しますね。
Contents
① 麦みそとは?
一般的には全国エリア 米麹と大豆が多いかと思いますが、九州では麦味噌が定番の味噌です。
少し甘め、そして塩分は少なめ。
みそこしでといて味噌汁などに使いますが、私はその残った麦を鍋の中に入れて食べます。(^-^)v
身体に良いと思ってますよ。
初めは真っ白ですが、寝かしていくと赤い赤い色になってきます。好みでどの時期を食べるか、ですね。
私は比較的白い若い時期の方が好みです。
理由は、赤味噌の八丁味噌と1:1の割合で゙使うから、です。
私は麦味噌で育ちましたし、これからも使います。青森県に住んでても。(^-^)v
② 麦味噌を作る次期と回数
各家庭により違うようです。
うちの実家は年に1回、秋に作ります。
が、ご近所には春と秋、年に2回作るご夫婦もいらっしゃるそうです。
今回、うちの実家は 今までと違い、初めてプロパンガスとコンロをレンタルして蒸す作業をしました。
今までは薪でしていたので、年に1回でも大変な作業だったようですが今回プロパンガスを使用したので、とても早く作業が進み驚いていました。
そのため、気軽に参加これからは年に2回で作れるかもしれません。
③ 麦味噌作りの工程
1)材料を揃える
・麦(丸麦)※押し麦ではありません
・大豆
・本塩(出来るだけ美味しいものを使いましょう
・こうじ(白こうじと黄こうじがあります。今回使ったのは黄こうじです)
これが全部の材料。これで麦みそが出来ますよ。
④ 麦味噌の作り方
1)1日め ・・・麦と大豆をよく洗い水に浸す
お米をとぐのと同じく、お水がきれいになるまで何度も洗います。
全部でこんな感じですよ。
そして、8時間ほどお水に浸しておきます。
けっこうお水を吸収するので、減ってきたら足しておくと良いですね。
2) 2日目①・・・麦を蒸す
こちらが今回初のガス式です。
父が蒸し係担当
几帳面なので、今後レンタルでガス式でやる場合の工程と時間をメモメモしていました。
こういうところは、私は似ていると思います。(~_~;)
2日目②・・・蒸した麦をほぐしてあら熱をとる
私と母がほぐし係
これを麦がなくなるまで何度も繰り返します。
2日目③・・・さいごの1回はあら熱をとらず、ほぐしたらすぐに全体を混ぜ込みます。
これで、全体がこうじがつきやすい人肌になるから、です。
2日目④・・・こうじを混ぜます
とても軽く、粒子が細かいので、小さなボールに入れて、麦を入れてこうじを付着させます。それを全体にまぶして、すべての麦にこうじが付くように混ぜます。
2日目⑤・・・容器に均等に入れる
ねかせます。
こうじのはながさくのを待ちます。
2日目⑥・・・ 大豆を蒸してミキサーでつぶし容器に入れる
この時に途中、塩を入れて混ぜ込みながら容器に入れていきます。
麦と合わせるとき、塩梅が均等に混ざりやすくなるから。
大量に作るので、2つの容器、塩も2つに分けておきますよ。
※容器などは消毒
※麦は温かいところ、大豆は涼しいところに保管
3)3日目・・・位置を換える
均等にするため、位置を換えました。
高さだけではなく、向きも換えた方がより均等になりますね。
ここは私と妹の机があった場所です。
こうじの甘い匂いがずっと数日間していました。自分にも匂いが付いてました。(~_~;)
分かりますか?順調に1つ1つの麦にこうじが付いてますね。(*^^*)✨
⑤ 前半編のおさらい
① 材料をそろえる
② 1日めは、材料の麦と大豆を水がきれいなるまで洗い、一晩浸す
③ 2日めは、麦を蒸してほぐし、こうじを混ぜる。大豆は蒸してミキサーにかけて細かくする。塩を混ぜ混む。
④ 麦は温かいところに、大豆は涼しいところに保管、麦にこうじのはながさくのを待つ。
⑤ こうじが均等に付くように高さや向きを換えてあげる。
⑥ 前半編のまとめ
前半編だけでも、かなりの工程があります。そして、やってみないと分からない手触りや所作、香りなどの五感があります。
興味あるかたは、まずやってみることをオススメします。
後半編は、ねかした材料を混ぜていく作業が中心ですよ。(^^ゞ