青森県では医療機関でかならず聞くことば、
「お腹がにやにやする」とはなんでしょうか?
ケンミンショーでも一度は出たそうですが、
改めて解説してみたいと思います。
Contents
お腹がにやにやするとは?
「今日はどうしましたか?」と医師に聞かれたとき
受診者がこう応えるときがあります。
「お腹がにやにやするんです。。」(._.)
お腹がにやにやする??( ゚Д゚)なんですか??
それ!!と思う方は、生っ粋の青森県民では
ないですね。私もですが、、。(^-^;
標準語の医学用語で言い換えると、胃部不快感
ですね。
でも、その表現ではしっくりしないそう
です。にやにやは にやにやでしか表現
できないそうです。(;^ω^)
弘前大学医学部での授業
国立大学である弘前大学の医学部生
は地元枠が増えているので、青森県
出身の学生が半分とはいかなくても3分の1
以上はいます。
でも、逆に言えば半分以上は他県出身者
の医学生なわけです。
学生の間も5年生になれば、SD章
(スチューデントドクター)を付けて
県内の各病院に実習にでます。
そのため、授業でこの青森県民独特の
心身に関する表現ことばを習いますよ。
【医療用 津軽のことば】
というテキストがあります。(;´∀`)
医学生だけではありません。
他県から転勤してきたり、就職した医師も
これは必須です。
津軽の言葉となっていますが、青森県南でも
使われることはあります。
なので、この言葉は診察時に患者さんの
状態を理解するにはとても大切なんですよ。
ナースは大抵地元の人♪
アグド(踵部) や アゲタ(上あご)
どこにアクセントがくるかわかりますか??
いくらテキストがあったとしても、
このような字にはできてもまず、そもそも
聞き取れません。鼻濁音が多い発音です
からね。なんという言葉を話してるか
正直、他県出身の医師は??なわけ
ですよ。(;^ω^)
その時の強い味方は、、地元出身のナース
看護師たちです。(^-^)
患者さんが話す言葉を聞き漏らさずに、
すべて医師に通訳してくれますよ。(*^^)v
この看護師さんたちの存在なしには、外来
診療は成り立ちません!!
ちなみに鹿児島では??
きつい➡のさん
青あざ➡ずくろちん、つぐろじん
あたま➡びんた
掻く➡かかじる
なんかですかね~。。(;^ω^)
こっちはこっちできっと他県のかた
分からないでしょうね~。。((+_+))
方言の中でも身体の症状を伝えるのは一番
地域性が感じられる気がします。
とりあえず、青森県で医療職、特に患者さんと
直接関わっていきたい方ははこんな風にわざわざ
マニュアルがあるくらい、心身の状態を表現する
地域のことばがある、と知っておくと良いのでは
ないでしょうか。(^^)/